2012年12月29日土曜日

2012年 仕事納め

今日は仕事納めです。

毎度の事ながら、あっという間に年末を迎えます。
やりたい事、やり残した事、色々ありますが、
今年も多くの仕事をこなし、沢山のお客様と出会う事ができました。

そしてまた新たな出会いの為に今日は大掃除。


来年もまた、宜しくお願いします!!






2012年12月22日土曜日

KLEIN SEAT POST

珍しいご注文です。
よくシートポストにロゴ入りの物がありますが、
最近はエッジングに色入れのタイプがほとんど。
以前はデカールでしたので、気が付くと剥がれたりして

「まあ、そんなものかと・・・」


古くなった部品はそれなりに味わいも出てきますが、
今回はこのロゴだけの再生です。


デカールの表面は経年劣化でカリカリになっていました。




カドワキコーティングの耐熱ステッカーによるデカールと
タックオフ技術によるクリアーコーティングで、製作します。

シートポストは状況に応じて高さを変える必要性があったとき、
クリアーコートが全面に塗装されていると動きが悪くなったり、
フレームに入らなくなる事があります。

そこで、今回はデカール部分のみデカール保護膜として
クリアーコーティングしてあります。


完成です!




やはりロゴがしっかり入っている方が良いですね〜

すごくささやかなカスタムですが、カドワキコーティングは
このような細かいご依頼にも対応しております。

注意:アルマイトは熱処理をしたとき変色する恐れがありますので、
ご依頼の際に、ご了解を頂いてます。






2012年12月17日月曜日

MUKLUK Ti RASTA COLOR~♪

このところ、ファットバイクの依頼が何となく多いような気がします・・?(担当者談)

今回はMTBプロショップのAST様よりMUKLUKチタンフレームの塗装の依頼を頂きました。



もともとはこのようにチタンの表面をサンドブラスト(細かい砂粒を高圧の空気で吹き付ける)で素材の濃淡によりロゴを浮き出させています。このままでも高級感がありますが、ちょっと色味的に物足りなさがあります。そこで、このロゴの部分を利用してRASTA COLORであるグリーン、イエロー、レッドと塗装により塗り分け、黒のアウトラインでロゴを作りました。その間からチタン素地が見える仕様です。

このようなデザインです。


完成です!!




塗装されているところはクリアーグロスなので艶つやですが、チタン素地の部分は素材のままなので、半つや感があり、コントラストが出ました。

チタンは素地のままでも腐食しないのが特徴。素材感は抜群ですが、その中にもワンポイントになるカラーやデザインも入れたいところですね。完成楽しみにしています!!









2012年12月13日木曜日

Surly BigDummy Orangeマット

和光市にあるロングテールバイクとファットタイヤバイクの専門店?
高山サイクル様より、個人のお客様でマット(艶消)オレンジをご希望されました。さらにクランクも同色で合わせてコーディネート。


RAL2009+MC(マットクリアー)(クラス2)
BigDummy同時同色塗装セット(メインフレーム+フォーク)
塗装価格
クラス1 
クラス2:¥60000←今回はこちらになります。
クラス3:¥78000
クラス4:¥88000
塗装価格クラスについてはこちらを→Color Price

デカールセット製作(フレームセット同時同色注文時のみ)
(単色、耐熱ステッカー):¥20000※クリアー下に入ります。
ダウンチューブ:「Surly」
トップチューブ:「Big Dummy」
フォーク:「Surly」




クランク:¥11000 
      ※クランクは形状によりマスキング処理が変わりますので、事前にご連絡を・・
デカール:耐熱ステッカー¥4000X2


完成の写真を送って頂きました。


だめですよ〜 錆び止め塗料の色なんて言っては。では今度はフェイクの錆模様塗装しますか?

その他の画像はこちらからどうぞ。





2012年12月4日火曜日

MOULTON 80年代 レストア

光風輪業様よりモールトンのレストアのお手伝い。



カドワキコーティングでは、まれにお客様より直接
塗装依頼を承るケースがあります。

完全分解されてあれば、特に問題は無いのですが、
塗装以外の作業は出来ないので、お客様により「分解組み立てができる」
と、ご了解のもと承わっております。
今回は、そのようなケースの中、モールトンの塗装の依頼を受けました。
しかし、部品やフレーム自体、そのまま塗装する事は出来なかったので、
光風輪業さんに相談する事になりました。


 細かい部品の劣化等、これを機にリニューアル。
メンテナンスとして、こまめに変えるのも良いのですが、
せっかくフレームを完全バラしている状態なので、ここは細部までチェックして、持っているパフォーマンスが使えるように各部を直し調整しましょう。


各部の寸法も確認します。
このフレームは80年代のフレームらしいので
フレームアライメントも確認し、動作改善を図ります。
サスペンション構造なのでこれはとても重要ですね。
(やはり少しずれていました・・)

各部を仕上げ、余計な油分や腐食を除去し、塗装工程へ・・



完成です。
各パーツも磨き上げて、新品同様に仕上がりました。
自転車にはいろいろと部品を変えたり塗装したりとカスタムして楽しいですが、
各分野の職人技があるので、そのようなお話を聞くのも楽しいものです。
ぜひ、機会がありましたら、最寄りのプロショップへ、お立ち寄りください。


詳細の写真はこちら